小鳥がいる庭
Cosy&Rosyにお越しになったことがある方はご存知の通り、我が家の庭は、「庭」と呼ぶには狭いくらいの小さなスペース。もともと狭い庭に紅茶調合室まで増築してしまったのですから、さらに小さな庭になりました。
けれど、樹々が生い茂る緑豊かな公園が前景にある我が家は、この前景があるだけでも十分ありがたくて、日々癒されて満たされています。
その立地もあってか、我が家には様々な小鳥がやってきます。6月の庭のジューンベリーの実は、「鳥さん、食事にどうぞ」と全て差し上げています。他にも赤い実が成れば、それも小鳥たちが知らぬ間に。冬の間は、ひまわりの種などを。一年中「小鳥さんウェルカム」にしてします。
さて、そんな我が家の狭い庭に、父に作ってもらった巣箱をディスプレイとして飾るように置いていました。住人の私たちがすぐそこにいる...という距離、そして地上130㎝程度の低い位置。 あくまでディスプレイであり、小鳥さんのお家になることは考えもしていなかったのですが...。
今、この巣箱を気に入ってくれたシジュウカラのご夫婦が、巣作りに励んでおられます^^ 写真はカーテンの間から(身を隠して)撮ったのですが、遠目に静かにそっと見守っていたいと思います。(でも、あまりにも近すぎて...どうしましょう。)
このシジュウカラが来る前、実は違う小鳥のご夫婦がこの巣箱の様子を何度も見にきていて、すっかり我が家の常連の小鳥さんだったのです。けれどある日、このシジュウカラご夫婦も気に入って訪れるようになると、2家族で言い争いが始まりました。私には何とも言えないわけですが、どうも巣穴の入り口が若干狭かった様子で、「場所は気に入ったけれど、この玄関はシジュウカラご夫婦に調度良さそうだから、正直残念だけど...お譲りします!」ということで落ち着いたようです。
ずいぶん前(2012年)のブログに、英国コッツウォルズにある小さな村バイブリーの白鳥のことを書かせていただいたことがありました。
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白鳥の家族は、いつでも村の人々の愛情に守られています。「今年も無事に渡って来た」「無事に卵が守られている」「ヒナが孵った!」
そっと、優しく、気にかけてもらって守られていることを、白鳥たちは知っているようです。人目につかないに所に巣を作るのではなく、ここでの白鳥は「人目につくところ」に巣を作り、他の動物等から卵やヒナを守っているとの紹介がありました。愛情が伝わり信頼が生まれているのだな、と温かな気持ちになります。
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ふと、この記事を書いたことを思い出し、我が家にきている小鳥さんも、同じように思ってくれていたら幸せだなぁ...と思ったのでした。
私がヒツジと小鳥が好きなものだから、教室の置物も小鳥が色々。我が家にくる小鳥さん達、私がみんなを可愛いく思っていること、癒してもらっていることに気づいてくれていますか?
いつもありがとう。安心してお越し下さいね。鳥さん同士でケンカしている時は、つい「仲良く!」「順番に!」「いじわるしちゃダメ!」など、うるさく言って申し訳ないけど。
私、小鳥の皆さんの様子を見たり聞いていたら、声や鳴き方で、皆さんの会話や警戒している時の様子、合図が分かるようになりましたよ。