ヴィクトリアサンドイッチ

「Victoria Sandwich」
ヴィクトリアサンドウィッチ。
または、ヴィクトリアスポンジとも呼ばれます。
2段のスポンジの間にはストロベリージャムやラズベリージャム、
つまり赤いジャムがサンドされており、スポンジのトップに粉砂糖を
まぶしただけの、とてもシンプルなケーキ。
スポンジは、よくあるスポンジとは違うのが特徴。
その配合がヴィクトリアスポンジの決まり事になっています。
今では、ジャムの他にバタークリームや生クリームも一緒に
サンドすることも多くなりましたが、今回は、伝統的に、もともとの
スタイルでストロベリージャムだけにしました。
シンプルですが、本当～に紅茶と合う！！　それが何よりです♪

そしてご覧の通り、エリザベス女王のダイヤモンドジュビリーの
お祝いということで、こんな飾りをしてみました♪

名前の通り、ヴィクトリア女王に由来する伝統的な英国菓子ですが、
エピソードは少し切ない物語です。
夫のアルバート公を若くして亡くされた、40代でまだまだ若かった
ヴィクトリアは、ずっと喪服を着て閉じこもって過ごしていました。
それを励まそうとお茶会が開かれたりしたのですが、その時に
出されたお菓子の一つだったのが、このお菓子。
とても気に入られたとのことで、そこからヴィクトリアの名が付いた
と言われています。

6/19の英国スタイルレッスンは、テーマが「ROYAL」ということで、
ティータイムにヴィクトリアンサンドウィッチを召し上がっていただきました。
ジャムは、Harrodsのダイヤモンドジュビリー限定のストロベリージャム。
シャンパンの風味も加わった上品なお味のジャムでした。

皆さんからスポンジを褒めていただき・・・とても嬉しく感激でございました。
通常だとリッチでしっかりしたスポンジになるため、スポンジの作り方を
少し変えて、きめ細かくフワッと仕上げました。　とは言っても、やはり
お腹にたまります。　
紅茶を、それこそ"ガブガブ"飲みながらいただくのがおすすめです。