Yorkshire Fat Rascal・英国菓子・ ヨークシャー名物
先日、10月のイギリスの暮らしの教室が終了しました。ご参加下さった皆さま、どうもありがとうございました!10月のテーマはヨークシャーでした。とは言え、ヨークシャーをこの会の時間だけで紹介しきれるはずもなく、今回は私のヨークシャー滞在中の話や写真等でヨークシャーを感じていただきながら、ヨークシャー名物のお菓子「ヨークシャーファットラスカル」作りをしてティータイムを過ごす機会となりました。このファットラスカル、日本語にすると「太っちょなイタズラっ子」!なんともユニークな名前ですね~。このお菓子が生まれた所以などはレッスンでご紹介しました。ブログには長くなりそうなので記載を省かせていただきますが、簡単に言えば、ヨークシャーにのみ展開するティールームであるBettysで生まれたもの。それほど歴史が古い英国菓子ではありません。
イタズラっ子らしい!?お顔のポイントは、ドレンチェリーの目とアーモンドの歯。シッシッシと歯を見せて笑う顔を作るのが楽しいですね。ご参加下さった皆さんを、このお顔たちが笑顔にできていたら私も嬉しいです。
そして、小ぶりの「リトルラスカル」も作りました。こちらは、通常のサイズのファットラスカルと同じ目と歯(口元)で作ったらバランスがおかしなことになってしまうため、違う材料を使って顔を作ります。焼きあがった後にアイシングで口を描いたりするものもありますが、Cosy&Rosyのオリジナルとして作っているのは、‟小ぶりの"ブルーベリーやブラックカランツの目、オレンジピールで作る鼻or口(又は両方!)というものです。
ファットラスカルは、ビスケットとスコーンの中間のような食感なので、ラスカル1個で紅茶は2,3杯ほしくなってしまいます。(少なくとも私は1杯では無理!) なので、これまでに訪れたヨークシャー各地のBettysがある町で、ファットラスカルをテイクアウェイして食べながら歩いている人を見かけると、私には、信じられなれなかったわけです。「どうしたら、水分なく食べれるのぉ~???」と。
食べ方ですが、私はバターをつけて食べるのが好きです。一般的なスコーンより(スパイスを含め)フィリングの種類が多く風味豊かな仕上がりなので、クロテッドクリームとジャムをつけるよりバターの方がファットラスカルそのものを楽しめると思うからなのですが、これは好みの問題です。もちろん何もつけずにそのままでも美味しい。なので、どんな食べ方が皆さんのお好みと合うか試してみて下さいね。
最後に、この会で召し上がっていただいた紅茶のお話を。一つはヨークシャーティーでした。今回ファットラスカルだけではなく「ヨークシャー」としてのテーマ性の中で、ヨークシャーティーのパッケージデザインからヨークシャーデイルズの紹介に話を広げたかったのでした。皆さんこの風景と羊の話に耳を傾けて下さりありがとうございました^^ そしてもう一種は私がブレンドしたお茶です。今回はディンブラ・キャンディ・アッサムのブレンドでした。