ILAM(ネパール)セカンドフラッシュ 2021
私の中で極上の楽しみとなっている、イラム(ネパール)のセカンドフラッシュ。写真の2種は、同一茶園の同じ時期のお茶ですが、発酵の度合いが異なります。発酵度が25%と40%の違いの、ロット違いとお茶というわけなのです。
そのグレードはともに「Moonlight」。発酵度25%の方は春摘みに近く爽やかさが際立ち、40%の方は、夏摘みの印象に近いですが、それでも発酵は強くないのでほどよく青っぽさがあります。ずーっと眺めていられるような、美しくて美味しそうな茶葉で、飲まずとも心が潤ってしまうくらいですが、お茶を口に含むと、もうパラダイスです。まるで細胞の隅々まで染み入るような感覚...。
生産量が少ないため、今回仕入れた分しか(このロットのものは)再注文できないかもしれませんが、この希少なお茶を、ムーンライトというグレードにちなませて「月の光 月の花」(Cosy&Rosyの秋限定ブレンド)にも使っています。本当は、2種それぞれの茶葉を単品でぜひ一度味わっていただきたいくらいですが、秋限定ブレンドも、特別な風味に仕上がっているように思います。
ガブガブ用のティーバッグの紅茶も欠かせない私ですが、時々こうして、その年のその時期だけの特別なお茶を楽しむのも、心に届ける栄養のようでもあります。